実生株

パキポディウム・グラキリスの実生記録 10 – 600日目、2株脱落と冬場の成長

  • 2016年4月末に蒔いたパキポディウム・グラキリスの 600 日目までの実生記録です。
  • 発芽した 6 株のうち 1 株が今年 5 月に脱落、更に 2 株を腐らせてしまい残り 3 株となりました。
  • 今年は気温が下がる前の 10 月に室内に取り込み、残る実生株は落葉することもなく冬場も成長中。

11月 簡易温室に移動中の2株が枯れる

枯れてしまった実生グラキリス

パキポディウム・グラキリスの実生記録

今年の 5 月に 1 株失ったときと同様、根本から腐って枯れてしまいました。

気温が下がってから簡易温室を屋外に置いており、日照条件が良いためグラキリスの実生株も日中は温室に、夜間は室内に置くという管理方法を試していました。ところが簡易温室内の湿度が常時 70 % 以上と高く、根腐れしてしまったようです。

パキポディウム・グラキリスの実生記録

実生株 5 株すべてを同じ条件で管理していたものの、2 株のみが枯れてしまうという結果に。葉が萎れているのに気付いたときは幹がぼこっと凹んでおり既に手遅れという状態でした。

室内が他の植物で手狭になっていて、実生株を屋外の簡易温室内で管理できれば日照も確保でき室内のスペースが空くとの期待から、こちらの都合でパキポディウムには不適切な環境下に置いてしまいました。

考えれば当然湿度の高い環境に置くべきではなく、明らかな管理ミスで枯らしてしまったのは残念でなりません。

12月15日(600日目)残る3株は冬も成長中

パキポディウム・グラキリスの実生記録

気温が下がる前の10月に室内に取り込み

昨年は 11 月まで屋外管理を続け多くの葉が落葉したため、今年は 10 月以降は室内で管理するようにしました。今年も多少の落葉はありましたが、20 度を下回らなければ新たな葉が生えるのは昨年通り。

12 月でも室内で西日が当たる場所は一時的に 27 度ほどにもなり、上にばかり伸びていたグラキリス達ですが、徐々に幹が太くなってくるなど、冬場の間も成長を続けてくれそうです。

パキポディウム・グラキリスの実生記録

こちらは特にグラキリスっぽい丸々とした幹になってきている一株。同じ環境下でも脱落した細い株は気温が下がると葉がすぐに落ちてしまったのに、秋以降も葉が全く落ちない寒さにも非常に強い株で今後の成長が楽しみです。

今年はパキポディウム・ウィンゾリーとカクチペスの実生開始

パキポディウム・グラキリスの実生記録

数は少ないものの今年もパキポディウムを播種しました。グラキリスではなくウィンゾリーとカクチペスという少しレア度の高い品種に挑戦しており、グラキリスとの違いに悩みながら栽培しています。

夏前に播種したものが 12 月になっても 2cm ほどにしかなりません。品種の違いによるものなのか、個体差なのか絶対数が少ないので断言できないものの、他に実生されている方の SNS 等を見ているとロスラーツム、グラキリスと違って成長が緩やかなようです。

まだパキポディウムの実生を始めて 1 年半が過ぎたくらいですが、徐々に大きくなる姿を見ると喜びもひとしおで、これからも色々な品種に挑戦してみたいと思います。