実生株 栽培記録

パキポディウム・グラキリスの実生記録 3 – 2016年6月

パキポディウム・グラキリスの実生が 3 ヶ月目に入りました。6 月に入り腰水を止めてからは日照時間を多く取る以外に気をかけていませんが、発芽した 6 体ともに枯れることなく成長しています。

2016年6月東京の気温

東京は 30 度を超える日が 2 日あり夏らしい気候に近づいてきました。ただし日照時間はというと梅雨で曇りや雨の日が多いため十分な日照を確保できず、室内で植物ライトに当てている日が多かったです。

私のベランダでは今の時季 11 時くらいになるまで陽は差しませんので、特に午前は晴れていて午後に雨・曇りの日は全くと言っていいほど日照を得られず厳しい日が続いたこともありました。

来月以降は嫌でも気温が上がってきますので、7、8 月は毎日最低でも 4 時間直射日光に当て一気に成長してもらいたいと願っています。

6月11日(48日目) – 個体差が明確に

パキポディウム・グラキリス実生

さて、ヒョロヒョロした左の個体は 4cm を超えましたが、右は 2cm に満たないほどです。左も新葉を次々に展開するのは良いのですが、どうにも細い。

短い時間ながらも日光に晒すことでちょっとずんぐりしてきた個体もあるため、個体差もあるとは思いますが、こんな状態で真夏の直射日光に耐えられるのかちょっと不安です。

6月25日(62日目) – 新葉が続々と

パキポディウム・グラキリス実生

上向きの細い新葉が続々と出て、幹も僅かですがでっぷりとしてきました。このままグラキリスっぽくなっていってくれると良いのですが。奥の子はやっぱり伸びてくれず、成長を続けてくれるか心配です。

パキポディウム・グラキリス実生

一番高く伸びてクネっている子。育成条件はほぼ同じなのになぜ一つだけモヤシみたいになっているのか、葉がダラっとするのか気になります。日照を求めて伸びきっているようでなんだか気の毒です。

そろそろ、種蒔きセットの容器を卒業して個別の鉢に植え替えます。来月には夏本番の暑さを迎え脱落する子もいるかもしれませんが、日本の夏を乗り越え大きく成長していってもらいたいものです。

追記

グラキリス実生 61 日目ですでにグラキリスっぽくなっている instagram をお見かけしました。

栽培されている方は沖縄在住の方なので地域的に温度や日照条件の差があるとはいえ、ここまで違いが出るものかと。

僅か二ヶ月でこれほどの質感になるというのはちょっと見たことがなく、同じ種なのか疑いたくなるほど見事な成長っぷりです。私のグラキリスがいかに徒長しているかが分かります。

ベランダ栽培とはいえ小苗から育てたディッキアが徒長しなかったくらいなので大丈夫だろう、くらいに思っていましたが、想像以上にかなりの日照を必要とするんじゃないかと考えなおしています・・・