11 日の最低気温は 4 度と東京はまだまだ寒い日が続いているのですが、植物は春の訪れが近いことを感じているようです。春に向けて動き出した植物を見ていると、春が待ちどおしい気持ちになります。
ヒポクシス・オブツーサ Hypoxis obtusa
アフリカ原産、タンザニアのマカンバコに自生するヒポクシス・オブツーサ。昨年夏に購入し、冬に葉が枯れた時はちょっと不安になりましたが、球根だし春になればまた復活するだろうと思っていたもの。
3 月に入り、びっしりとした毛に覆われた新葉が伸びてきてくれました。あまり国内で育てている例を聞かないので心配でしたが、一般的な球根と同様に完全断水して放置で大丈夫でした。
葉は猫の耳のようにモコモコです。春にはスターフラワーと呼ばれる星型の黄色い花を咲かせてくれるそうで、今から楽しみ。
ディッキア・ハイブリッド Dyckia hybrid
こちらも初の冬越しをしたディッキア。寒さに強いとは聞いていましたが、1 月に室内に取り込むのを忘れても大丈夫だったので、本当に 0 度くらいまでは耐えられるようです。
ただ、日照不足で少し徒長気味になってしました。下部は葉が詰まって棘の間隔も空いていませんが、秋〜冬に成長した上部分は伸び伸びです。水やりはかなり控えていたのですが・・・
すこし傾いできたな、と根元を見ると子株がひょっこり出ていました。
群生している植物の姿が好きなので、しばらくは取り外したりせず、暖かくなるのを待って広めの鉢に植え替えてあげようと思います。
パキポディウム・ロスラーツム
昨年の「サボテンと多肉植物即売会」で購入したパキポディウム・ロスラーツムの実生株。晩秋ごろに一度葉をすべて落としたものの、室内に取り込んでから間もなく葉も生えてきてそのまま休眠せず。
気温が下がって休眠に備える本能が働いたけれど、温かい室内に入ってやっぱり大丈夫そうだと思ったのでしょうね。
今年が 3 年目の実生株から初の花芽が。こんなに小さいうちから花を咲かせるとは思っていなかったので意外でした。
室内の温度は 12 月から大きな変化がないのですが、それでも春が来るのをちゃんと分かっているのですね。うまくいけば黄色い花を咲かせてくれることでしょう。