ホースラディッシュの基本情報
ホースラディッシュはフィンランド、東ヨーロッパ原産で先の尖った 60 センチほどの明るい緑色の大きな葉が特徴です。日本では明治時代に食用として導入されました。白色をした根にはワサビやからしと同じアリルイソチオシアネートという辛み成分を含み、すりおろすことで酵素が作用して辛味と香味が発現します。食欲増進の働きがあり、主にローストビーフなどの肉料理の薬味として用いられます。
ホースラディッシュの育て方
性質は非常に頑強で、根の断片を土中に埋めるだけでも容易に発芽します。宿根性で耐寒性が強く、北海道を中心に野生化しているほどです。植え付けの適期は 3~5 月で、土を 30cm ほど耕して根の部分を植えつけます。深く根が伸びるため、プランターで栽培する場合は深さが 30cm 以上あるものを選んでください。
収穫は晩秋からで、上部の葉っぱが黄色く枯れ始める頃を目安にします。収穫の際にホースラディッシュの上部 3cm ほどをカットして植えつければまた収穫することができます。栽培中は根が地上に露出しないように適宜土寄せを行い、根を太らせるよう心がけます。
用土
弱酸性~アルカリ性の土壌で育ちます。地植えの場合、植え付けの 1 週間前に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。また、根が地中に深く伸びていくため、植え付け前に耕して柔らかくしておくと良いでしょう。プランターで栽培する場合、市販の野菜用培養土を使用します。
肥料
肥料はなくても十分に育ちますが、根を太らせるために腐葉土や堆肥を植え付ける前に土に混ぜ込んでおきます。追肥を与える場合は、植え付けから 1 週間後からに株元に化成肥料を混ぜ込みます。以後は 3~4 週間に 1 回程度、定期的に与えていきます。
ホースラディッシュを育てるときに注意したい病気と害虫
害虫
モンシロチョウの幼虫などが葉を好んで食べますが、生育に致命的な影響を与える害虫はいません。夏は整理が必要なほど葉が大きく繁るので、多少葉が食べられていても薬剤を散布するほど気にかける必要はありません。
ホースラディッシュを使った料理レシピ
ホースラディッシュソース
材料
- ホースラディッシュ 20g
- サワークリーム 50g
- レモン汁 小さじ1/2
- マヨネーズ 大さじ1
- 粗挽き黒胡椒 少々
- 砂糖 少々
作り方
- ホースラディッシュの皮を剥いて、すりおろします。
- すりおろしたホースラディッシュに、すべての調味料を加えてよく混ぜ合わせます。
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詳細情報
和名 | セイヨウワサビ(西洋山葵) |
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分類 | |
学名 | Armoracia rusticana |
原産地 | フィンランド、東ヨーロッパ |
特徴 |