ベランダなど限られたスペースでもできる家庭菜園、人気ですよね。雑誌やTVで特集が組まれ、誰でも簡単にできると説明されています。
でも大きなプランターを置いたり支柱を立てるのはちょっと・・・という方に、省スペースでできる空中栽培をご紹介します。
空中栽培で家庭菜園をもっと楽しく
従来の家庭菜園は見た目が良くない
私はベランダで野菜を育てたことがありますが、一番嫌だったのが支柱を立てることです。園芸感が強く出すぎて見た目が良くないうえにプランターも含めて場所をとりすぎるので狭いベランダでは邪魔になる。野菜以外の植物をメインに育てている自分には向いていない、と感じました。
空中栽培は場所をとらず簡単に始められる
もうベランダで家庭菜園はしない、と思ったのですが海外のサイトでよく見かける吊り下げ式の窓ぎわ栽培は園芸感が少なくて良いなと思っていたのと、逆さに吊り下げることで支柱も不要になることを知り試してみることにしました。
空中栽培の専用キットも市販されていますが、ペットボトルなど身近にあるものを代用してできるのも魅力です。
STEP1 苗をペットボトルに植替え
まずはミニトマトの苗とペットボトル(画像は 1L)を用意します。本当はもっと小さな苗が良かったのですが手に入らず。ペットボトルの口を無理なく通過できるサイズの苗が望ましいです。
苗をポリ鉢から抜きネットで包む
吊り下げたときに用土が落ちないように、ネットで根元を包みます。使っているのは台所の水切りネットで、細かい土も通さないのでおすすめです。
ペットボトルの下を切り苗を入れる
やはり今回の苗は成長しすぎていたので、通すときに枝を 1 本失いました・・・
用土を追加する
用土を作る手間も省いて、日清の「野菜がおいしい土」を使用。ペットボトルを逆さにして用土を足していきます。
とりあえず 8 分目くらいまで用土を追加して、植え替え完了。
STEP2 ペットボトルを麻布で巻く
ペットボトルそのままでは根が日光に晒されてしまうのと見た目が良くないため、麻布で全体を巻きます。100 円ショップで購入した麻袋を切ったものを使用しました。
ペットボトルを麻布で巻き、ゴム輪で二箇所を止めます。簡単。麻紐などを使うともっと見た目は良くなるでしょう。
薄い麻布だけでは日光を通しそうなので、下に黒い紙などを一緒に巻くと良いと思います。
STEP3 吊り下げる
麻袋に針金を引っ掛けて吊り下げれば完成です。人気のグリーンネックレス、ウスネオイデスと並べても多少の違和感を無視すればインテリアとしてもいける!かもしれません。
実際には水やりの際に水が下に垂れるので室内には置けませんが、こうして見て園芸し過ぎている感じはなくなったと思います。
吊り下げたばかりなので葉の向きが逆ですが、数時間もすれば下の画像のように茎と葉が自然と上を向いてきます。彼らにとって上下が変わったくらいのこと、重要な問題ではありません。植物すごい。
いかがでしょう、面倒な用具や手順を必要とせず簡単に空中栽培を始めることができる、と分かっていただけたと思います。
やれ支柱だプランターだのと場所をとるものは不要、空いたスペースに吊り下げるだけ。ベランダの床に日光が差し込まないけれど壁には陽が当たる、という環境にもおすすめです!