ガーデニング 家庭菜園

8月に種蒔き、苗の植え付けができる野菜まとめ

根菜

8月はトマトやナス、キュウリなどの夏の果菜類を収穫し、キャベツ、小松菜、チンゲンサイなどの葉菜類、ニンジンやカブなどの根菜類の種を蒔く時期です。

一般的な葉菜、根菜類の栽培に適した気温は 15~20 度ほどで、おおよそ 9~11 月の気候にあたります。この期間にあわせるため 7~8 月に種を蒔くことになるのですが、発芽時期が夏の最も暑い時期と重なってしまうため、幼苗のうちは寒冷紗などで遮光し、直射日光を避け地温をあげすぎないことが重要です。

種を蒔く時期が早過ぎると残暑下での生育を強いられるので、株が弱ったり病害虫の被害が発生しやすくなります。逆に遅すぎると生育が不十分なまま冬期を迎えてしまうので注意が必要です。

8月に種蒔き、苗の植え付けができる野菜

ニンジン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
収穫

ニンジンは種蒔きから約 100 日ほどで収穫することができます。夏の終わりに蒔いたものは収穫前に葉が枯れて成長が止まるものがありますが、土中の根は気温の影響を受けにくく耐寒性があるので、そのまま埋めておけば春以降に収穫することができます。

大根

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
収穫

大根は 8 月下旬から種蒔きを開始します。種蒔きの時期が早過ぎると、夏の高温によって根の中心部全体が淡い赤褐色または黄褐色に変色してしまう「赤芯症」や、生理障害が発生してしまいます。種を蒔いてから 60~70 日ほどで収穫できます。

キャベツ

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
植え付け
収穫

キャベツの夏蒔きは、7 月中旬から 8 月の上旬にかけて種を蒔きます。冷涼な気候を好むため、平地では春と秋に旺盛に生育します。夏の高温期には群馬県や長野県などの高冷地へ産地が移動します。

白菜

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
植え付け
収穫

白菜は 8 月下旬〜 9 月上旬にかけて種を蒔きます。冷涼な気候を好むため、まだ夏の暑さが残るうちは寒冷紗などで遮光して地面の温度を下げてあげる必要があります。種蒔きの時期が早過ぎると病害虫が発生しやすく、遅すぎると温度不足で結球しないので、種まきの時期には気を付けてください。

カリフラワー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
植え付け
収穫

カリフラワーは生育適温は 20 度程度で、比較的冷涼な気候を好みます。9~11 月の成長期に間に合うよう、8 月中旬までに種を蒔くようにします。播種する時期が真夏になってしまうので、幼苗のうちは寒冷紗などを掛けて遮光してあげる必要があります。

小松菜

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
収穫

暑さ・寒さに強い小松菜はほぼ一年中栽培できる家庭菜園向きの野菜です。冷涼な時期は種蒔きから 40〜60 日、温暖な時期であれば 1 月以内に収穫することができます。肥料を好むため元肥、堆肥をしっかりと与えることで成長を促進することができます。

チンゲンサイ

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種蒔き
収穫

チンゲンサイは暑さに強く、春〜秋にかけて栽培できる家庭菜園向きの野菜です。冷涼な時期は種蒔きから 60〜80 日、温暖な時期であれば 40 日ほどで収穫することができます。

※記事中に記載の栽培時期は、野菜ごとの代表的な品種を本州の平地(温暖・中間地)で栽培した場合の目安です。地域や品種に応じて栽培時期は変わってきます。