園芸日誌

園芸日誌:ビカクシダ・リドレイの胞子を採取する

ビカクシダ リドレイ

ビカクシダ・リドレイ(Platycerium ridleyi)を育てて 2 年ほどになります。つい水切れさせてしまうため、見ての通り貯水葉が短く綺麗に展開してくれなかったのですが、なるべく夜は浴室に移動するなど湿度を確保することでなんとか枯らさずにきました。

スプーンのような形をした胞子嚢がこれまでにも何度か形成されたものの、肝心の胞子ができず。しかしこの冬ついに、待望の胞子を採取することができました。

ビカクシダ・リドレイの胞子を採取する

ビカクシダ リドレイ 胞子

スプーン型の胞子嚢の中に、茶色っぽい胞子が形成されました!左下、下にも胞子嚢が見られます。

リドレイを育てている方のブログなどを見ていると、夏場に胞子をつけているのでこの時期にできるとは意外でした。10月頃から完全に室内に移動し、室温 20 度以上を常にキープすることで活動が不活発にならずにすみました。

胞子嚢から胞子を採取

スプーンで胞子嚢から胞子をこすり取っていきます。胞子が形成されたばかりの頃は、硬く胞子嚢にこびりついたような状態のため、強くこすっても採取できません。そのような場合は取りやすくなるまで様子を見たほうが良いです。

ビカクシダ リドレイ 胞子

胞子がふわふわと自然に落ちそうになってくる頃合いを待つと、簡単に採れるようになります。あまり放置しすぎると胞子が散ってしまうので注意しましょう。

こまめに様子を見ることができないという方は、胞子の形成が完了したら胞子嚢を切り取り、チャック付きのビニール袋などに入れてしまうと良いです。

ビカクシダ リドレイ 胞子

どっさり!とまではいかないものの、まずまずの量の胞子を収穫することができました。この胞子を培養して、リドレイを量産できたら・・・と夢が広がります。

リドレイの胞子はヤフオクなどでも入手可能

ヤフオクなどでも、リドレイの胞子は 500 〜 1,500 円ほどで出品されているので入手して胞子から培養してみたい!という方は購入を検討されてはいかがでしょう。