新鮮な魚介類を味わえる朝市や、日本三大夜景に数えられる函館山など多くの名所や観光スポットのある函館。函館空港近くの温泉街・湯の川には全国でも珍しい猿山のある熱帯植物園があります。
猿山併設の熱帯植物館
函館市熱帯植物園では約 90 頭のニホンザルが飼育されており、園内で販売されている猿用の餌に限り餌を与えることもできます。猿によっては餌をねだって手を叩いたりアピールしてくることも。
冬場は温泉で体を温める猿
今回訪れたときはシーズン外でしたが、12月〜5月の期間はプールが温泉になり、気持ちよさそうに温泉に入る猿が人気を集めます。温泉の浸かり過ぎで冬毛が抜けてしまい、肌が露出してしまう猿もいるのだとか。
湯の川温泉にも提供される源泉を利用した足湯のサービスも。さすが温泉街にある植物園、観光で疲れた足を休めるのに丁度良さそうです。なお、女性向けの更衣室も用意されています。
約300種3000本の熱帯植物が茂る温室
多角形型をしたガラス張りの温室では、約 300 種類、 3,000 本もの熱帯植物を見ることができます。
温室入口付ではハイビスカスが咲き誇り、ブーゲンビリアの花のエントランスアーチがお出迎え。中央の背丈の高い植物はオオギバショウ。
寒冷な北海道にあっても、見るだけで南国気分にさせてくれるハイビスカスの花。
温室内で年間通して見ることのできるエンゼルトランペット(チョウセンアサガオ)。トランペットを吊り下げたような形の花がユニークで、甘い香りがします。
ブーゲンビリアが広がる一角。温室内の撮影スポットになっており、手前に階段が用意されています。
ヤシの木
温室と言えばこれ、南国の定番ヤシの木。
エアプランツ、ビカクシダなど
ウスネオイデス、キセログラフィカなどのエアプランツや、ビカクシダ。鯉がいる池の周りなので湿度も十分。
ネオレゲリア、ビルベルギア。ムーラン・ルージュなど最近人気が出てきた品種が並びます。
ウィリンキーと思われるビカクシダ。大きなヤシの幹に着生している姿がワイルド。
子供連れの家族にもおすすめ
函館市熱帯植物園には、猿山や温室以外にも家族で楽しめる設備がいくつも用意されています!
バッテリーカー
1 回 50 円でバッテリーカーに乗ることができます。親と一緒に乗れるので、小さなお子様でも。
水の広場
入って遊ぶこともできる「水の広場」。夏場は多くの子供が水遊びを楽しむそうです。
幼児向け遊具
滑り台、シーソーなど幼児が楽しめる遊具。最近できたものらしく、綺麗でデザインも新しい。SNS にも映える写真が取れそうです。
函館市熱帯植物園までのアクセス
函館市熱帯植物園までは市電「湯の川」電停より徒歩15分ほど。JR函館駅よりお越しの場合は函館バスに乗車し「熱帯植物園前」で下車。