植物園

【植物園探訪】フォスターボタニカルガーデン – ホノルル最大の植物園

ハワイ・オアフ島と言えば、何といっても世界有数のリゾート地ワイキキや、パールハーバーにダイアモンド・ヘッドといった名所が有名ですが、一通りの観光を済ませたら植物園にも行ってみてはいかがでしょう。

ホノルル市からの交通アクセスも良く、ダウンタウンから徒歩圏内にある「フォスター・ボタニカルガーデン」は日本であまり見ることのできない熱帯植物や巨大なヤシなど見所が多くおすすめです!

ホノルル中心部に近い市内最大の植物園

ハワイの植物園 フォスターボタニカルガーデン

フォスター・ボタニカルガーデンの入り口。無料の駐車場があるので、レンタカーでも直接来園が可能です

ホノルルには 5 つの植物園があるのですが、その中でも最も古く大きい植物園が「フォスター・ボタニカルガーデン」です。ワイキキ中心部から車で 15 分ほどの、観光地の喧騒から離れた静かな地域にあります。

広大な敷地ではハワイ固有の植物、絶滅危惧種などのほか世界各地の熱帯植物が栽培されています。

アクセス

ハワイの植物園 フォスターボタニカルガーデン アクセス

フォスター・ボタニカルガーデンダウンタウンの北端、バインヤード・ブールバード沿いにあります。

ワイキキから行く場合は 2 番か 13 番の The Bus に乗り、チャイナタウン(N Hotel St + Smith St)で下車して徒歩約 10 分。タクシーであれば 15 分ほど。チャイナタウン観光と合わせて行くのもおすすめです。

ハワイの植物園 フォスターボタニカルガーデン

チケットカウンターで入園料 (13 歳以上 5 ドル、6 歳以上の子供 1 ドル)を支払います。入園時間は 9:00 から 16:00まで。

チケットを購入すると日本語のパンフレットをもらえます。パンフレットには地図と見どころの植物の解説が載っているので、忘れずにもらっておきましょう。日曜を除く毎日 13:00 からは園内の植物を説明してくれる無料のガイドツアー(英語)も開催されています。

フォスターボタニカルガーデン

ホノルル市内にある 5 つの植物園の特色を紹介しているボード。他の 4 つ (ワヒアワ、ココクレーター、ホオマルヒア、リリウオカラニ) の植物園はホノルルの中心からは少し離れたところにあります。なお、フォスター以外の入園料は無料になっています。

園内案内図

Foster Botanical Garden

2017年3月時点の園内案内図はこちら。公式サイトでも公開されているので、最新版をチェックしましょう。

園内にはブロメリアがたくさん

ホノルル フォスターボタニカルガーデン

入り口からゆっくり歩いていくと、さまざまな種類のブロメリアが花壇のように植えられています。ホノルルを歩いているとブロメリアが至る所で目にするので、珍しくもないかもしれませんが・・・

園内の木はとにかく大きい

ホノルル フォスターボタニカルガーデン

開けたところに出ると、樹木の大きさに驚きます。ちょっと縮尺が分かりにくいかもしれませんが、手前の街路灯(1800年代からあるもの)が小さい訳ではなく、周りの植物が数十メートルあるのです。

ホノルル フォスターボタニカルガーデン

世界一の高さと言われるヤシが園内にあるそうですが(諸説あり)、どれやら分からず。200 フィート(約60m)あるとの噂ですが、もっとあるんじゃないかと思うくらいの高さ。

カポック(Ceiba pentandra

ホノルル フォスターボタニカルガーデン

幹周りが優に 10m を超えている巨大なカポック。カポックと言うと聞きなれた名前の気がしますが、一般に園芸店でカポックの名前で流通しているのは低木の観葉植物シェフレラ(ホンコンカポック)で、本当のカポックはこのような大木に成長します。

葉の形が似ていることからシェフレラをカポックと呼んだ、などかなり曖昧な理由で現在に至っているのですが、この木を見れば本当のカポックはこれだ!と脳裏に焼付くこと間違いなしです。

エンセファトラス・ホリダス (ヒメオニソテツ、Encephalartos horridus)

ホノルル フォスターボタニカルガーデン

国内で現在価格が高騰しているエンセファトラス・ホリダスが群生しているレアな光景。

日光が強すぎるためか葉焼けが見られるのですが、お構いなしに力強く成長しており大株は全長 2m 以上あります。新宿御苑の温室で見られるホリダスは青白い葉が美しい大株ですが、こちらの野性味溢れる姿も見物です。

カランコエ・プミラ(Kalanchoe pumila

ハワイの植物園 フォスターボタニカルガーデン

マダガスカルを原産とするカランコエ・プミラ。厚ぼったい葉が特徴。

アートの祭典の会場として作品を展示

"Footprints of Life", 草間彌生

“Footprints of Life”, 草間彌生

今回フォスターボタニカルガーデンを訪れたときは、ホノルル市内各所で開催している現代アートの祭典「ホノルル・ビエンナーレ」の会場の一つになっており、園内に作品が展示されていました。

園内では音楽のコンサートやレイ作成、ヨガ教室など色々なイベントが開催されているので、Facebook で事前に確認しておくと良いですよ!

"Pohue: Storied Gourds", Charlton Kupa'a Hee

“Pohue: Storied Gourds”, Charlton Kupa’a Hee

ハワイを拠点に活動するアーティストの作品。木の周りにカラフルなひょうたんが並ぶ。

"Stone Cloud", Andrew Binkley

“Stone Cloud”, Andrew Binkley

巨大な岩が雲のように浮かぶ “Stone Cloud”、問題は周りの木が巨大すぎて岩が小さく見えること。

園内を歩いていると不意打ちのように作品が視界に現れるのですが、周囲の雰囲気に溶け込んでおりリラックスして楽しむことができます。植物園でのアート展示も面白いものですね。

鎌倉の大仏のレプリカ

ハワイの植物園 フォスターボタニカルガーデン

園内を歩いていると突然見覚えのある大仏が。なぜこんなところに?と思いますが、これは日本からのハワイ移民 100 周年を記念して神奈川県から送られた鎌倉の大仏のレプリカなのだとか。日本との縁を感じますね。

続いて温室を見てみましょう!