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東京で熱帯植物を満喫できる、温室のある植物園5選

東京都内で熱帯植物を堪能できるおすすめの温室を集めました。誰もが知っている大規模な植物園から、地域で愛されている温室まで幅広くご紹介します。

1. 新宿御苑 大温室

新宿御苑 大温室

「新宿御苑」は広さ 58 万平方メートルの敷地にイギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、日本庭園が組み合わせられており、管理している木々は 1 万本にも及びます [ 1 ]新宿御苑 概要 – 環境省 。

日本有数の桜の名所としても知られ、春の花見シーズンには日本最大級のターミナル駅である新宿駅から徒歩 10 分程度という好立地もあって、毎年入場規制がかけられるほどの賑わいを見せます。

2012 年に大温室をリニューアル

新宿御苑大温室

1958 年にアジア随一の規模で建造されたドーム型の旧温室は 2008 年に取り壊され、現在の「新宿御苑 大温室」は 2012 年に完成。面積約 2,750 平方メートル、高さ約 15m を誇る温室内に約 500 種類の植物が栽培、展示されています。

新宿御苑大温室

人気のエンセファラルトス・ホリダス(ヒメオニソテツ)と巨大なキンシャチ

群生するビカクシダ

群生するビカクシダ

明治時代から続く温室のラン栽培

新宿御苑大温室のラン

Shinjuku Gyoen By Kouki Kuriyama

新宿御苑の温室は日本の本格的な洋らん栽培発祥の地としても知られています。新宿御苑が皇室苑地であった 1892 年に加温式の温室が建造され、この地で洋ラン栽培の研究が始まりました。

そこでは「シンジュク」の名を冠した多くの品種が作出されていたのですが、戦時中の空襲により温室とともに大部分の品種が失われるという憂き目に遭います。そのとき難を逃れた一部の品種は、焚き木の熱で越冬させたという苦労が偲ばれるエピソードとともに、現代にその姿を残しています。

2012 年に完了した大温室の改装に伴い、絶滅危惧植物やワシントン条約で保護されているランの原種の栽培を行う特別室が設けられました。そこでは「レリア シンジュク」など御苑で交配育成された品種も保護栽培されています。

新宿御苑 大温室
営業時間:9:00~16:30 、大温室は 9:30〜15:30 月曜日定休(祝日の場合は翌日)
入場料:一般 200 円、小中学生 50 円 ※身体障害者手帳、療育者手帳及び精神障害者保健福祉手帳を持っている人と介助者 1 名まで無料
URL:http://fng.or.jp/shinjuku/
問い合わせ:03-3341-1461

2. 夢の島熱帯植物館

「夢の島熱帯植物館」は江東区の都立夢の島公園の中にあり、楽しみながら植物に親しみ学ぶ場として1988 年に開設された、主に熱帯植物を展示する植物園です。

約 1,500 平方メートルの巨大温室

夢の島熱帯植物館

新江東清掃工場の熱焼却から生じる温水をエネルギー源とする植物館の大温室は、「木生シダと水辺の景観」「ヤシと人里の景観」「小笠原の植物とオウギバショウ」をテーマとした 3 つのドームから構成されています。

木生シダと水辺の景観

A ドームのテーマである「木生シダと水辺の景観」では 4m はある滝に木生シダ、モンステラなどの熱帯植物が生い茂ります。

夢の島熱帯植物館

高さ 28m を誇るBドームにはダイオウヤシ、ユスラヤシが悠然とそびえ立ちます。これほど巨大な植物は都内ではそうお目にかかれません。

食虫植物だけを集めた温室

食虫植物温室

ドームとは独立したところにある食虫植物温室では、ウツボカズラやモウセンゴケ、ムシトリスミレなどの食虫植物が展示されています。

売店では植物を販売

夢の島熱帯植物館

入り口近くの 1 階売店では、多肉植物をはじめとする各種植物を購入することができます。コーヒーの木やガジュマルなどの熱帯植物ももちろんあります。

夢の島熱帯植物館
営業時間:9:30~17:00 月曜日定休(祝日の場合は翌日)
入場料:一般 250円、65 歳以上 120円、中学生 100円 ※都内在学在住の中学生及び小学生以下は無料
URL:http://www.yumenoshima.jp/
問い合わせ:03-3522-0281
その他:ベビーカー貸出、車いす貸出、ペット入場不可

 

3. 神代植物公園大温室

都立神代植物公園

「神代(じんだい)植物公園」は昭和 36 年に開園した唯一の都立植物公園で、50 万平方メートル近い敷地に約 4,800 種類、10 万本・株の樹木が植えられています。

2016 年にリニューアルした大温室

大温室は今年 5 月にリニューアルオープンされ、ラン類やベゴニア類などを展示する温室を増築するとともに、サボテン類や熱帯植物、世界自然遺産である小笠原諸島の植物の展示を拡充。また、2015 年から協定を結んでいるチリのビーニャ・デル・マル植物園にちなんでチリ植物のコーナーが新設されています。

オウギバショウ(別名:タビビトノキ)など湿地に生息する植物。

公園はバラ、ツツジ、ウメなど植物の種類ごとに 30 のブロックに分かれており、毎年バラが見頃になる頃は特に賑わいます。

神代植物公園
営業時間:9:30~17:00 月曜日定休(祝日の場合は翌日)
入場料:一般 500円、65 歳以上 250円、中学生 200円 ※小学生以下は無料、みどりの日入園無料
URL:http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
問い合わせ:042-483-2300
その他:ベビーカー貸出、車いす貸出、ペット入場不可

 

4. 渋谷区ふれあい植物センター

渋谷区ふれあい植物センター

「渋谷区ふれあい植物センター」は渋谷清掃工場のごみ焼却により発生する熱エネルギーを利用した、渋谷区の植物園です。

JR渋谷駅の新南口から徒歩 5 分という都心にありながら、1 階の温室ではバナナやバオバブといった熱帯植物や食虫植物など約 200 品種の植物が展示されています。

渋谷区ふれあい植物センター

1 階は温室、2 階は図書コーナーや企画展示ホールなどがある学習エリア、3 階は 60〜80 種類のハーブが栽培されているハーブガーデンになっています。

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小さい植物館と侮るなかれ、マングローブやガジュマルといった本格的な熱帯植物も鑑賞できます。「世界最大の花」ラフレシアも展示されていますが、残念ならがこちらは模型になります・・・

毎年恒例の「ホタル鑑賞会」

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毎年夏には「ホタルの夕べ」と題した鑑賞会を開催しており、都心にいながらホタルを見ることができるイベントとして人気を博しています。

渋谷区ふれあい植物センター
営業時間:10:00~18:00 月曜日定休(祝日の場合は翌日)
入場料:一般 100円 ※60歳以上、未就学児、渋谷区内の小・中学生、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・愛の手帳を持っている人と、付き添い1人まで無料
URL:http://www.botanical-fureai.com/
問い合わせ:03-5468-1384

 

5. 板橋区立熱帯環境植物館

板橋 熱帯環境植物館

「熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)」は、1994 年に板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型の施設として開館しました。

東南アジアの熱帯環境を再現

板橋区立 熱帯環境植物館

館内はマングローブやニッパヤシが茂る「潮間帯植生」など 3 つの植生ゾーンからなる温室と、シャクナゲなどの高山植物を集めた「雲霧林(冷室)」で構成されています。

潮間帯植生

潮間帯植生は熱帯の河口域を再現しており、ニッパヤシなどのマングローブ植物が水中に根を張る様子をガラス越しに見ることができます。地下の水族館から階段で登っていく順路がおすすめです。

板橋 熱帯環境植物館

こちらは集落景観。バナナやカカオノキなどの木の奥にニッパヤシの葉で屋根を葺いたマレーハウスが見えます。

雲霧林(冷室)

雲霧林は標高 1,400m 以上の高山環境を再現。高山では湿気を含んだ空気が山にぶつかり霧が発生するため多湿で、熱帯でありながら涼しい環境を好む植物が分布します。ここにはビカクシダやランなどの着生植物が多く展示されています。

ミニ水族館もあります

板橋熱帯植物館

地下水族館の熱帯魚

板橋区立熱帯環境植物館 ウーパールーパー

ウーパールーパー

地下には約 100 種 2,500 匹の生物を飼育するミニ水族館があり、クマノミやハゼなどの熱帯魚、アロワナやシルバーバルブなどの大型淡水魚やボルネオカワガメが飼育されています。また、2階の常設展示コーナーにはちょっと懐かしい、可愛らしいウーパールーパーもいます。

なお、2階に併設されている「喫茶室クレア」は池袋にあるマレーシア料理店マレーチャンが手がけており、公営施設にありがちな味気ない店とは一線を画した軽食を頂くことができます。

板橋区立 熱帯環境植物館
営業時間:10:00~18:00 月曜日定休(祝日の場合は翌日)
入場料:一般 240円、小中学生と65 歳以上 120円 ※未就学児は無料
URL:http://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/
問い合わせ:03-5920-1131
その他:喫茶店併設

1. 新宿御苑 概要 – 環境省