パイナップルの基本情報
パイナップルは熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草です。茎の先端に結実する食用の果実を収穫するためコスタリカやブラジル、フィリピンなどの温暖な地域で栽培されており、2016 年の世界生産量は 2580 万トン。日本における最大の生産地は沖縄で、約 7,500 トンが出荷されています。
葉は硬く鋭利な剣状をしており、室内の鑑賞用としては向いていません。葉に斑の入ったバリエガツスという観賞用の品種もあります。
なお、パイナップルを生産・販売しているドールでは、「エコパイン」と称してクラウンの部分をカットした状態で販売、カットしたクラウンは産地に植え直して栽培しています。殆どの家庭ではクラウンはゴミにしかならないため、環境にも優しいとしています。
パイナップルの育て方
年間通して日光がよく当たる場所で管理します。夏場の直射日光にあてても良いほど暑さには耐性がありますが、寒さには弱いので冬は室内や温室などに取り込みます。
用土
水はけの良い、弱酸性の用土を好みます。赤玉土または鹿沼土をベースに腐葉土、川砂を混ぜた用土を用います。
水やり
冬季は鉢内が乾いてから、成長期は土の表面が乾いたら水やりをします。鉢で栽培する場合は鉢底から水がでるくらいたっぷりと与えます。結実した場合は水を多く必要とするため、毎日与えます。
パイナップルは雨水を葉の付け根に集めて葉面から吸収する特性があるので、葉面散布肥料が効果的とされます。
肥料
春から秋にかけての成長期に、緩効性の化成肥料を置肥します。ただし、パイナップル科の植物の多くと同様、土壌に依存せずやせた土壌でも問題なく育つので必ずしも肥料を使う必要はありません。
パイナップルを育てるときに注意したい病気と害虫
害虫
乾燥した風通しの悪い環境ではカイガラムシが発生することがあります。
パイナップルの増やし方
気温の高い 5 月から 8 月頃に果実の上部にある葉の部分(クラウン)をさし木して増やすことができます。一般にスーパーなどで販売されている食用パイナップルでも栽培は可能で、冷蔵保存した後でも問題ありません。
パイナップルの再生栽培記録
スーパーで購入したパイナップルの茎部分(クラウン)の栽培記録を公開しています。是非こちらも参照してください。
パイナップルを楽天で購入する
オンラインショップで販売されているパイナップルの商品ページです。※外部サイトに移動します