十二の巻の基本情報
十二の巻(じゅうにのまき)はアロエのようなシャープな葉形と白い縞模様が特徴的な硬葉系ハオルチア(硬ハオと呼ばれます)を代表する普及種です。あまり大きくならず日照もそれほど必要としないため、室内での栽培にも向いています。
南アフリカを原産とするハオルチア属のひとつで、斑入りを「白蝶」、白い縞が太いものを「ワイドバンド」など模様によって異なる名前(品種というより商品名)が付けられ販売されています。園芸店だけでなくインテリアショップや 100 均などでも見かけるほど広く普及しており、管理に手が掛からない上、剛健な性質のため初心者には特におすすめの入門種です。
ハオルチア(ハオルシア)の属名は英国の動植物学者で多肉植物の専門家だったエイドリアン・ハワース(Adrian H. Haworth)にちなんだものです。また、かつてハオルチア属はアロエ科アロエ属に分類されていました。分類方法の違いでユリ科に分類されることもあります。
十二の巻の写真
十二の巻の育て方
多くのハオルチアと同様に極端な寒暑を苦手としており、主に春・秋に成長して夏・冬は成長が緩慢になります。
強い日照下では葉焼けして白い縞がくすんだ赤茶色に変色してしまうので、夏場は遮光するか半日陰・室内で管理しましょう。
寒さにも強く、ある程度成長した株であれば 0 度でも枯れることはありませんが、弱らせないよう冬場は室内で管理する方が無難です。
用土
サボテン用の用土など、水はけのよい用土を用います。
水やり
基本的に乾燥気味に管理し、必要以上の水やりは避けましょう。春と秋は月に 2 回、夏と冬は水やりは控えます。夏場の 7、8 月の 2ヶ月程度であれば完全に断水した方が良いです。冬場は室内で管理するのであれば、2 か月に 1 度なるべく気温の高い日の日中に与えるようにします。
肥料
あまり必要としませんが、春と秋に緩効性化成肥料または薄めた液体肥料を施しても良いでしょう。
十二の巻を育てるときに注意したい病気と害虫
病気
病害虫に強く、特に注意する病気はありません。
害虫
まれにカイガラムシが付くことがあるようですが、風通しの良い場所で乾燥気味に管理していれば発生しません。
十二の巻の植え替え方法と時期
用土が古くなったら植え替えを行います。2〜3 年に一度は植え替えるようにしましょう。4 月の気温が高くなり始める頃が植え替えに適しています。
十二の巻の増やし方
株分け:群生している株は、植え替え時に株分けをします。
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詳細情報
和名 | 十二の巻 |
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分類 | |
学名 | Haworthia fasciata |
生育期間 | 多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
特徴 |