アベリアの基本情報
アベリア(ハナツクバネウツギ)は、19 世紀中期に中国原産のシナツクバネウツギ(Abelia chinensis、アベリア キネンシス)とアベリア・ユニフローラ(Abelia uniflora)を交配して作出された園芸品種です。野生種は日本や中国などの東アジア、メキシコに 約 20 種が存在し、うち 4 種が日本に自生しています。
根本から分岐し、頑強な性質で寒さに強く強剪定にも耐えるため、道路沿いや公園などの生け垣によく植栽されています。春~秋の長期に渡って可愛らしいラッパ形の白い花を咲かせます。日本の山地に自生するツクバネウツギとよく似ていますが、アベリアには花冠の内側に網状紋がありません。
花後に残り赤く色づくアベリアの萼片
和名のハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)は花後に残る 5 枚の細長い萼片が羽根突きの羽根に似ていることに由来します。萼片は赤く色づき、遠目には花が咲いているように見えます。
アベリアの写真
アベリアの育て方
耐寒性・耐暑性があり初心者にも育てやすい植物です。日なたと水はけの良い環境であれば特別な手入れを必要としません。日当たりが悪いと徒長しやすく樹形が乱れ、花つきが良くありません。
用土
水はけの良い用土であればどのような土壌でも栽培が可能です。
アベリアの剪定方法と時期
アベリアは成長が旺盛ですぐに枝が伸びてきます。花期にも枝が伸びるため、開花時に剪定すると花ごと切り落とすことになってしまい、その年には新しい芽から花を咲かせません。
そのため、花期はよほど枝が飛び出していない限りは剪定は控え、花後に深く刈り込むようにします。
アベリアの品種
アベリア・ホープレイズ(Abelia × grandiflora ‘Hopleys’)
アベリア・ホープレイズはアベリアの斑入り品種で、クリームがかった黄色の覆輪斑が特徴です。徐々に白覆輪へと変化していきます。
矮性園芸種で樹高は 2m ほどにしかなりません。耐寒性・耐暑性のある頑強な性質で手入れの手間もかからないため、生け垣にするのに適しています。
また他のアベリアと同様に花期が長く、春から秋の終わりにかけて白や薄いピンク色の小さな花が沢山咲きます。
アベリアの花言葉
花言葉は強い剪定にも耐えることができ、旺盛に成長する強健な性質から「強運」。また、控えめなラッパ型の小さな花姿から「謙虚」「謙譲」の花言葉も持ちます。
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詳細情報
和名 | ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木) |
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分類 | |
学名 | Abelia × grandiflora |
形態 | 低木 |
原産地 | 園芸品種 |
特徴 |