アネモネの育て方

アネモネの育て方 – 球根の植え方と時期

目次

アネモネの基本情報

和名 ボタンイチゲ(牡丹一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草) 学名 Anemone coronaria
分類キンポウゲ科イチリンソウ属、キンポウゲ科アネモネ属
販売時期生育期間多年草
自生地地中海沿岸
特徴耐寒性が強い、初心者でも育てやすい、開花期が長い

アネモネはキンポウゲ科アネモネ属の耐寒性球根植物で、古くから人との関わりが深くギリシャ神話にも登場しています。原産地である地中海沿岸地域(主にパレスチナ)からヨーロッパ各地を巡る巡礼者が、旅の途中で施しを受けた際のお礼にアネモネを贈ったため各地に広まったと言われています。

原産地では比較的雨の多い冬に生育し、初夏に地上部が枯れることで球根となり、暑く乾燥する夏を越します。日本でも涼しくなる秋に芽を出し、春に咲いて夏前に地上部を枯らし、球根の状態で休眠します。水はけと日当たりのよい場所に植えつけ、多肥にしないように管理すれば、何年も植えっぱなしで花が咲きます。

アネモネは、クリスマスローズやクレマチスなどと同じキンポウゲ科の植物で、アネモネ属は温帯から亜寒帯にかけて約 120 種が分布しています。日本でもシュウメイギクなど 10 数種が自生しています。現在園芸でアネモネといえば、地中海原産の野生種アネモネ・コロナリアや雑種アネモネ・フルゲンス、およびこの 2 種を配合してつくられた園芸品種を指すのが一般的です。

アネモネの育て方

ネモネは球根、苗木、種から育てることができますが、初心者は球根から育てるのが一般的です。

アネモネは 5~10 度で最も生長し、10~15 度でゆっくり生長する特性があります。開花させるまでは外の寒い気温で育て、開花直前から花が枯れるまでは、10~15 度を目安に室内で育てることで、長い間アネモネを楽しむことができます。

花が枯れてきたら余分な栄養がとられないように花茎の下から切り取ります。花後に球根を掘り上げる場合、葉が黄色くなり半分以上枯れてきた頃をの目安とします。掘り上げた球根は日陰でよく乾かし、枯れた葉を取り除いて秋の植え付けまで涼しい場所で貯蔵します。 掘り上げずに埋めたまま保管しても良いのですが、土中が多湿になると球根が腐ってしまうため注意してください。

アネモネは全草に中毒物質のプロトアネモニンを含み、茎を折ったときに出る汁に触れると皮膚炎・水泡を引き起こすことがあるので手入れの際には注意してください。

球根の植え方

球根の植え付けは 10~11 月が適しています。

  1. アネモネの球根を軽く湿った土の上に置き、ゆっくり吸水させる
  2. 乾燥し萎んでいた球根が膨らんでくるまで待つ
  3. 球根の尖っている方を下向きにして、3cm ほどの深さに植える
    球根同士の間隔は 15cm ほどが理想ですが、寄せて植えても綺麗に咲いてくれます。

乾燥した球根をそのまま植え付けても良いのですが、水をいきなり大量に与えると急激に吸水して球根が腐ることがあります。植え付け直後は水やりを控え、完全に土が乾いてから水を与えるようにします。なお、どうしても球根の上下が判別できない場合は横向きに植えます。

用土

植え付けには【赤玉土(小粒) 7 : 腐葉土 3 】の割合で混ぜた土を使用します。アネモネの球根は弱アルカリ性の土を好み酸性を嫌うので、地植えにする場合は植え付ける 2 週間ほど前に石灰を混ぜ込んで酸性を中和します。

水やり

乾燥よりも水のあげ過ぎに注意してください。休眠中は生長がとまるので、冬の期間の水やりは必要ありません。夏の期間は土の表面が乾いた状態になってから、水やりを行います。

肥料

植え付けのときに、マグァンプkなどの緩効性の化成肥料を混ぜておきます。土に元肥を含ませていない場合、液体肥料を与えます。水やりの代わりにもなるので薄めた液体肥料を 2~4 週に 1 回与えます。開花後から再度植え付けを行うまでは、肥料を与える必要はありません。

アネモネを育てるときに注意したい病気と害虫

病気

  • 白絹病

    白絹病は土中の根元や球根に白カビが発生し、株が腐って枯れてしまう病気です。発病後に有効な薬剤がないため、かかってしまった株は抜き取り処分します。

    予防として、植え付ける際に土に殺菌剤をまいたり、植え付け前に土を太陽の熱によく当てて消毒します。古い土はなるべく使用しない方が良いでしょう。

害虫

  • センチュウ

    センチュウは土の中に住む小さな虫で、根に寄生し植物の栄養分を奪います。球根の植え込み後に確認することは難しいため、植え込みの前に用土に殺虫剤などを混ぜるなどの対策が必要です。

アネモネの花言葉

「はかない夢」 「薄れゆく希望」 「はかない恋」 「真実」 「君を愛す」 「嫉妬の為の無実の犠牲」

アネモネに関する雑学

  • 語源はギリシア語で「風」を意味するΆνεμος (anemos)から。ギリシア神話の中で、美と愛の女神アフロディーテに愛された美少年アドーニスが流した血よりアネモネが咲いたとされており、稀にアドニスと呼ぶこともあります。

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