セントポーリアの基本情報
室内花の女王
明るい半日陰の光を好み室内灯で育てられる、栽培の適温は 15〜25 度くらいで夏は冷房・冬は暖房を必要とする、一年を通して花を咲かせるなど、人の生活に寄り添うような性質から「室内花の女王」と呼ばれるセントポーリア。ケニア南部とタンザニア北部の高山地帯に生息する 24 種(諸説あり)を原種として、現在 1 万以上の園芸種があると言われるほど世界中で愛好されています。
セントポーリアには、茎が短く葉をタンポポのように放射状に伸ばすロゼット型と、茎が長く伸びて地を這うほふく性のトレイル型があります。園芸品種としてはロゼット型が多く普及しています。
園芸品種として作出された数の多さから花弁の形・色は多様性を極め、一重、八重、フリル、ウェーブに赤、青、ピンク、白、班入りと枚挙に暇がありません。必ずあなた好みの花を持つ品種が見つかることでしょう。
セントポーリアの育て方
明るい窓際など、遮光した柔らかい日差しが適しています。日光の入らない部屋でも蛍光灯や植物育成ライトの光で育てることができますが、暗すぎると花が咲かなくなることがあります。夏場の直射日光に当てると葉焼けなどで株を弱らせてしまうので注意しましょう。
栽培適温は 15〜25 度くらいと、耐寒性・耐暑性がともに低いので、人が快適に過ごせる程度の室温を保ちましょう。冷暖房を常時付けられない場合でも、冬はカバーを付けるなど最低 10 度以上を保ち、夏は日陰の風通りの良い場所で管理します。
用土
市販のセントポーリア専用の用土を用いるか、ピートモス・バーミキュライト・ビーナスライト(パーライト)・ゼオライトを配合します。ピートモス、バーミキュライト、ビーナスライトを 1 : 1 : 1 で配合したものを基本として、環境や品種に応じて調整してください。
酸性の用土を嫌うため、PH を中性に維持する必要があります。セントポーリア専用の用土として販売されているものは、およそ PH 6.0〜6.8 のものが多いようです。
また、セントポーリアは山岳地帯や岩の割れ目のような過酷な環境でも根を張って自生できるほどで、少ない用土でも栽培することができます。
水やり
水やりは土の表面が乾いてから、鉢の底から水が出るまで与えます。夏・冬場に気温を栽培適温(15〜25 度)に保てない場合は成長がゆっくりになるので水やりを控えめにします。
また、冬場は株が弱らないよう冷たい水をそのまま与えずに、少し温めてから気温の上がり始める午前中に与えましょう。
セントポーリアを育てるときに注意したい病気と害虫
病気
セントポーリアは灰色かび病にかかる場合があります。灰色かび病の菌は湿度を好むので、水をやり過ぎないように注意し、なるべく風通しの良い場所で栽培します。落ちた花びらなどで菌が広がることがるので、放置せずに取り除くようにしてください。
害虫
日当たり・風通しの悪い環境ではアブラムシが発生します。
セントポーリアの植え替え方法と時期
セントポーリアは成長が早いため、春または秋頃に、少なくとも 1 年に 1 回は植え替えるようにしましょう。長期間植え替えないと用土が酸化して生育が阻害されてしまいます。
セントポーリアの花言葉
「小さな愛」セントポーリアの園芸品種
ロブズ・アイスリップル(Rob’s Ice Ripples)
フリル状の白い花弁に青色の縁が特徴で、一年を通して花を咲かせます。
ネオンファイヤーフライズ(Neon Fireflies)
ダークブルーにピンクの斑点が浮かぶ花弁を、夜に蛍が舞っている様子に例えて名付けられたのでしょう。
ベリーハッピー(Berry Happy)
白い花弁の中央に明るい紫の模様が入るあたり、少しパンジーを想起させます。
コロニアル・ウェリスクリーク(Colonial Werris Creek)
フリル状のスター型の白い花弁に淡い縞模様が入ります。
ジェイド・オブ・ナイト(Jade of night)
花弁の重なり部分が紫に色づく、ストライプ柄が特徴。風車のようですね。
セントポーリアを楽天で購入する
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詳細情報
和名 | アフリカスミレ |
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分類 | |
学名 | Saintpaulia |
販売時期 | 通年 |
生育期間 | 多年草 |
原産地 | ケニア南部とタンザニア北部の高山地帯 |
特徴 | 多年草 |