オクラの基本情報
オクラは観賞用のハイビスカス、フヨウ、タチアオイと同じくアオイ科の植物で、野菜らしからぬトロピカルなレモンイエローの花を咲かせます。
アフリカ北東部原産で暑さに強く、生育には 20 度から 30度の気温を必要とします。日本の気候でも簡単に育てられますが、寒さに弱く冬の寒さには耐えられません。原産地のような熱帯地域では多年草として栽培されていますが、日本では1年草とされています。
オクラを刻んだときに出る独特の粘りはペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果があります。
オクラの育て方
日当たり、水はけのよい場所を好みます。肥料をよく吸うので元肥が多すぎると生育旺盛になりますが、実つきは悪くなります。元肥は化成肥料の量に気をつけ、堆肥などを多めにまき、追肥で肥料分を補うようにしましょう。成長すると背丈が 1m 以上になるため支柱を立てて支えると良いでしょう。特に地植えでなくプランターでオクラを育てる時は、根を深く張れないので倒れてしまわないように注意してください。
用土
市販の野菜用培養土または【赤玉土 6:腐葉土 3:バーミキュライト 1】の割合で配合します。オクラは酸性の土を嫌うため、地植えの場合は植え付け前に苦土石灰を 1㎡ あたり 100g ほど混ぜ込んでおきます。またオクラは連作障害が起こりやすく、2 年続けて同じ場所で育てようとすると生育が極端に悪くなったりすることがあるため、同じ場所での栽培間隔を1年あけるようにしてください。
水やり
基本的に乾燥を好むため、完全に土が乾ききってからたっぷりと与えるようにします。肥料
植え付けのときに緩効性化成肥料を用土によく混ぜ込んでおきます。一番花が咲いたら、2週間に1回程度追肥を与えます。オクラを育てるときに注意したい病気と害虫
病気
苗立ち枯れ病、うどんこ病、灰色かび病害虫
アブラムシ、ハマキムシ、ネキリムシオクラを使った料理レシピ
オクラのおかか醤油
材料 (2人分)- オクラ 10本くらい
- かつお節適量
- しょうゆ適量
- 味の素少々
- 塩適量
- オクラに塩をまぶし、こすり洗いして産毛を取ったら 2 分ほど下茹でします。
- 冷水にさらして粗熱を取ったら、ペーパーで水気をしっかり拭き、額としっぽの部分を切り落として 2~3 ミリの小口切りにします。
- 切ったオクラをお皿にとり、かつお節・しょうゆ・味の素を入れてよく混ぜます。
オクラの花言葉
恋の病オクラに関する雑学
- 日本へは幕末・明治初期ごろに伝わったのですが、独特のねばりや青臭さが敬遠されなかなか普及せず、今のように一般家庭で食されるようになったのは 1960 年代のことです。
- 日本に伝わった当初は「ネリ」と呼ばれていたトロロアオイの近縁種であることから「アメリカネリ」と呼ばれていました。
- スーパーや八百屋でオクラを買うときの選ぶ目安は、濃い緑色で産毛が多く残っているものが新鮮とされます。また大きく育ち過ぎたオクラは苦味が出始めるので、小ぶりで柔らかく弾力があるものを選びましょう。
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