国際多肉植物協会（I.S.I.J.）は、新型コロナウイルスの感染者数増加を受けて延期していた夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」の中止を決定しました。
「第2波」と言われる新型コロナウィルスの流行は、東京を中心にふたたび勢いを取り戻しています。７月31日には都内で新たに 463 人の新型コロナウイルス感染が明らかになるなど、予断を許さない状況が続いています。
歩くことすらままならない混雑を見せるビッグバザール
春の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」2017の様子
長野の多肉生産者「錦玉園」、サボテン・多肉植物専門店「鶴仙園」など有名な園芸店が一堂に会し、レアな植物を購入することのできるビッグバザールは、毎回東京の五反田 TOC で行われていました。
開場の 1 時間以上前から（先頭の人は前日から待機）長蛇の列ができる当イベントは開場直後から歩くことすらままならないほどの混雑ぶりを見せ、100人以上が濃厚接触することになるため、昨今の感染者数の増加を見ると中止はやむを得えません。
これからの「新しい生活様式」では身体的距離の確保が求められており、今後開催されるとしてもより厳しい入場制限が設けられることも考えられます。
「Tokyo Succulent Fes」もこの夏は未開催
また、ビッグバザールと同様に多肉・塊根植物好きが心待ちにしているイベント「Tokyo Succulent Fes」も開催されないようです。
「サボテン・多肉植物即売会」というイベント名から通算して、過去３回７月に開催されてきたのですが、今年は開催が見送られています。
静岡の生産業者である「カクタス長田」の実生株を破格で買い付けることができる、稀有な機会でありビッグバザールは差し置いてもこれまで必ず参戦していただけにとても残念です。
2018年の「Tokyo Succulent Fes」で購入したカクタス長田さんの実生苗
また来年に備えて軍資金を貯めつつ、今年は通販や、手元の株をじっくりと育ててこの辛い時期を乗り越えましょう！
