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2020年の桜の開花は記録的な早さ、平年より10日早い地域も

2017年の桜の開花予想

2020 年の桜の開花予想が発表されました。今年は暖冬の影響で関東〜近畿では例年よりも10日早く開花するなど、記録的な早さで開花する地域があります。

地域 開花予想日 平年比 例年の開花日
北海道 札幌市 4/29 -4 5/3
青森 青森市 4/18 -6 4/24
宮城 仙台市 4/1 -10 4/11
東京 千代田区 3/16 -10 3/26
石川 金沢市 3/26 -9 4/4
長野 長野市 4/2 -11 4/13
愛知 名古屋市 3/18 -8 3/26
京都 京都市 3/18 -10 3/28
大阪 大阪市 3/22 -6 3/28
和歌山 和歌山 3/21 -5 3/26
広島 広島市 3/20 -7 3/27
高知 高知市 3/17 -5 3/22
福岡県 福岡市 3/18 -5 3/23
鹿児島 鹿児島市 3/30 4 3/26

九州南部を除き全国的に早い開花予想

開花は 3 月 16 日の東京のから始まり、その後愛知、福岡と続きます。東京や長野など関東では例年より 10 日も早い開花が予想されています。

西・東日本、東北南部は 3 月中に開花、長野や東北北部も 4 月上旬から開花が始まるでしょう。北海道の開花が始まるのは 4 月の下旬以降で、札幌の開花予想は 4 月の 28 日になっています。

鹿児島など九州の南部では、寒気の南下が弱く暖冬となった影響で開花は遅れる見込みです。これは、真冬に厳しい寒さにさらされることによって花芽が休眠から目覚める「休眠打破」が遅れているためです。

今年は日本全国が全体的に暖冬傾向にありましたが、九州南部を除けば寒気が度々訪れたことで休眠打破が働き、さらに暖春によりつぼみの生長が早まるため、このような地域差が生じると考えられています。