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植物の光合成エネルギーを電気に変換、USB充電できるプランター「Bioo」が登場

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Bioo Lite」は一見シンプルなスクエア型のプラスチック鉢に見えますが、植物の光合成によって生成される有機物を鉢内で電気エネルギーに変換し、USB 接続によるスマートフォンなど各種デバイスの充電を可能にするそうです。

スペインのバルセロナに拠点を構える開発チームは、2016年4月にクラウドファンディングサイトの Indiegogo でプロジェクトを公開。今日(5月8日)時点で目標としていた 15,000 ユーロの 5 倍近い約 71,000 ユーロの資金調達に成功しています。

一般からの販売受付も開始しており、価格は 1 つ 99 ユーロ(約 1万2,000円、送料別)で、今年 12 月から出荷される予定です。

USB 接続ポートは化粧石を模しており、充電機器であることを感じさせないよう工夫されています。ワイヤレスで置く場所を選ばない(日照の問題はありますが)というのも魅力。

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植物の種類や大きさ、日照条件によって得られるエネルギーは増減するのでしょうが、健康な植物であればスマートフォンを 1 日に 2回から 3回、フル充電できるほどの電力を発電できるとされています。

実用面を考えると、日照が必要という点でモバイルソーラーパネルとの効率比較にもなってしまいますが、植物を育てながら発電するという発想とインテリア性を兼ねている点が人気を集めているのだと思います。

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また、「Bioo Lite」を大型化した 1m × 1m の「Bioo Panel」も計画されているようです。もし容器状である必要がなく、より広範囲の植物から電力を集めることができるようになれば、実用的なエコシステムになるかもしれませんね。