世界中の植物愛好家を喜ばせるため、Kickstarter、Indiegogo といったクラウドファウンディングではいくつもの植物ガジェットが提案され、そのいくつかは製品化されてきました。
例えば自ら日照を探し、必要以上の日差しから隠れる「HEXA」。
これまでユニークではあるものの、機能が不足していたり、自分でやったほうが楽など実用化については常に疑問符の付くものが多かったのですが、このたび Kickstarter から未来を感じさせる製品が登場したのでご紹介します!
スマートプランター「Bloomengine」
その名も「Bloomengine(ブルームエンジン)」。Google Home や Amazon Echo など AI アシスタント機能を搭載したスマートスピーカーが普及してきましたが、この Bloomengine は「スマートプランター」なんです。
植物の生育に必要な水、光、風をすべて提供
これまで植物を育てるためスマホから水と光を調整できる製品はいくつか開発されてきましたが、この製品が頭一つ抜けているところは換気機能を提供してくれる点。
確かに水と光があれば最低限の生育は可能ですが、植物を健康に育てるためには風を必要とします。Bloomengine はファンを内蔵しているので、光合成に必要な二酸化炭素を取り込み、適度な風が葉に当たります。
1.2 リットルの水を貯蔵可能なタンク、植物の育成に適した波長の最大 2 万 5,000 ルクスの LED 光源を備え、水と光をスケジュール化できるので、1 週間程度は家を空けても大丈夫そうです。スマートフォンから遠隔でコントロールすることもできます。
また、LED の色調を調節することで日中は植物育成ライトとして、夜間は間接照明として用いることもできます。
フル HD カメラで植物の成長を記録
オプション機能でフル HD カメラをつけることができるので、植物の成長を記録することも。真上にしか装着できないのは残念ですが、日々の成長を観察できるので子供の自由課題にも活用できそうです。
気になるお値段は正規価格で 169 ドル、カメラのオプション付きで 199 ドル。今なら早期の申し込みで、それぞれ 149 ドルと 169 ドルで購入することが可能です(送料別)。
正直実装されている機能に対してまだ価格が高いと思いますが「水、光、風の管理」と植物の栽培を楽しむための付加価値を付けたという点がこれまでの植物ガジェットと一線を画していると感じました。
水に関して言えば湿度や土中の水分状態も管理したいなど機能を追加してほしい点はまだまだありますが、スマートプランターの未来を期待させてくれる製品ではないでしょうか。