2017年の浅草・お富士さんの植木市は5月27日から開催！

今年も植物好きの心を躍らせる、浅草「お富士さんの植木市」の季節がいよいよ近づいてきました。

お富士さんの植木市 は例年通り 5 月、6 月の最終土・日曜日の 4 日間に渡り浅草富士浅間 (せんげん) 神社の周辺にて開催。今年も多くの植木の露店が並ぶことでしょう。

お富士さんの植木市についての基礎知識

「お富士さん」とは

浅草富士浅間神社のことを親しみを込めて「お富士さん」と呼びます。

富士山が崇拝の対象だった江戸時代、富士まで徒歩で参拝することは庶民にとって難しかったため全国各地に浅間神社を創建、富士山の代わりに神社に参詣しました。浅草の浅間神社も江戸時代に建てられた神社の一つです。

江戸時代に端を発する植木市

江戸時代、6 月 1 日の富士山の山開き (明治以降から 7 月 1 日) に参詣する人々の賑わいに合わせ、縁日では様々な露店が出ていました。

明治以降植木の露店が出店され、この時期植木を移植するのに適した気候であることから、お富士様の植木市で買った木の良い評判が立つようになり、より盛んになっていったといいます。

植木市をおすすめする理由

植物の状態が良い

まず 5〜6 月は植物にとって良い季節であることはもちろん、植木商が選んだ状態の良い株が並びます。園芸店やホームセンターに陳列され、日々弱っていく商品とは違い一つ一つが活き活きとしています。

和な植物が多い

多肉植物、熱帯植物の人気が高まり、従来日本で流通していた盆栽などの植物を見かける機会が減ってきています。

ですが、ここでは山モミジ、けやき、松、黒竹、コナラなどが多く取り扱われており若い人ほど新鮮に感じると思います。大きなサイズもありますが、豆盆栽もあるのでビギナーにもおすすめです！

値段がお手頃、タイミングによっては割引される

園芸店に並ぶものより少し割安で入手できます。品種にもよるので一概には言えないのですが、ホームセンター価格で状態の良い植物が手に入ると思います。

また、隔月の日曜には残った商品を値引き販売してくれることもあります。

2016年のお富士さんの植木市の様子

細い路地に植木の露店がずらりと並びます。

出品は植木だけに限りません。小さな庭のガーデニングに向く花苗なども多くあります。

屋台も出ます

かき氷、ベビーカステラなど縁日おなじみの屋台も。開催中は道路も歩行者専用になります。

家族連れからカップル、熱心な植物愛好家まで誰でも楽しめるお富士さんの植木市、是非足を運んでみてはいかがでしょう。