浅草・お富士さんの植木市、6月は25、26日開催！

2016年6月25日(土)、26日(日) の両日、東京浅草の浅間(せんげん)神社周辺で「お富士さんの植木市」が開催されます。

お富士さんの植木市は、富士山山開きの例祭日である7月1日の縁日として5月と6月の最終土日の 4 日間に毎年開催されています。縁日では明治以降から植木市が開かれるようになり、梅雨入りの時期は植木を移植するのに適していることからお富士様の植木市で買った木はよくつくと評判が立ち、毎年恒例のイベントとして定着しました。

みどころ

柳通りを中心に植木屋がならび、2008 年の浅草警察署の調査では 4 日間の人出は延ベ 30 万人とされています。植木の他、イカ焼きやアンズ飴、金魚すくいなどの露店も多く出店され賑わいを見せます。

植木や苗木、花など旬の植物が多く販売されており、全体的に価格も安めに設定されています。多くの店は値引きにも応じてくれるので、気軽にお店の方と会話してみるのもいいでしょう。

また浅間神社の近くには浅草寺、雷門、花やしき、スカイツリーなど観光名所がたくさんあるためご家族連れでも楽しめます。植木市に先に行ってしまうと手荷物がいっぱいになるので、少し周りを観光してから植木を見に行ってみては。

浅間神社について

浅草の浅間神社の歴史は古く、富士信仰が最も盛んであった江戸時代に、富士参りの出来ない人々のために各地に創建された千以上ある浅間神社のひとつです。

創建時期は元禄年間(1688～1703)と推察され、当時の江戸における富士信仰のありさまを知る上で貴重であり、台東区有形民俗文化財に指定されています。

神体として「木造木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)坐像」を安置しているのですが、これは第 7 代孝霊天皇のころに富士山が噴火し国が荒れ果て、第 11 代垂仁天皇が木花咲耶姫を富士山の麓に祭って山霊を鎮めたのが起源とされています。

ヴァルさん(@gosaku.jr.varu)が投稿した写真 – 2016 5月 29 3:42午前 PDT

Popokiさん(@berg_popoki)が投稿した写真 – 2015 6月 26 8:57午後 PDT

お富士さんの植木市はここ数年出店数も人出も減少傾向にあったとのことですが、ガーデニングブームに伴いかつての賑わいを取り戻すのではないでしょうか。