レポート 展示即売会

「Tokyo Succulent Fes」参加、カクタス長田さんの品揃えに感服

去る 7 月 8 日(日)、五反田TOCで開催された植物即売会イベント「Tokyo Succulent Fes」に参戦してきました。

「Tokyo Succulent Fes」参加、カクタス長田さんの品揃えに感服

今年から「Tokyo Succulent Fes」にイベント名を変更

「Tokyo Succulent Fes」は、季ごとに年 4 回開催される「サボテン・多肉植物ビッグバザール」と並ぶ都内最大規模の植物の即売会です。昨年までの「サボテン・多肉植物即売会」を含めて数えると今年が 3 回目の開催となります。

「サボテン・多肉植物ビッグバザール」と出店者が一部重複しており、会場も同じ五反田TOCビルであるため関連イベントとして参加者には認知されています。

ちなみにイベント名称が「Tokyo Succulent Fes」と横文字に変更されましたが、レアな植物が一堂に集まるという内容に一切変わりはありません。

相も変わらない激混みぶり

6 月 10 日に夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」が開催されてから一月も経っていないので、参加者が少ないのかというとそんなことはなく、開場前には長蛇の列ができるもはやおなじみの光景がそこにありました。

開場の混雑した様子を撮影しようかとも思いましたが会場内が全面的に撮影禁止になっていたため断念。ですがこれまでのビッグバザールと変わらない状況といえばもうそれで十分かと思います。

夏のビッグバザールも大盛況!次の注目イベントは7月9日の第2回「サボテン・多肉植物即売会」

カクタス長田さんの混雑は異常

夏のビッグバザールを回避してこの日に参戦したのですが、その理由は静岡の生産業者であるカクタス長田さんがこのイベントのみ出店するからです。何度かこのサイト内でも言及しているように、販売している植物の「状態が良い」「レア」「安い」という 3 拍子そろった超優良出店者なのです。

9 時 40 分頃に会場である TOC ビル 13 階に着き、開場と同時にカクタス長田さんのブースに向かったところすでに 3 重の人だかりができるほどの混雑ぶりでした。正面から見れない来場者が横からブース内に回り込み、出店者から注意を受ける場面も見られたほど。

カクタス長田さんから買いたくなる理由

Tokyo Succulent Fes カクタス長田

今回はチタノタとパキポディウムの新しいものが欲しいな、と思っていたところ見かけたチタノタ・ホワイトアイスと大黒。さらに買う予定は無かったものの、安かったのでユーフォルビア 2 種も購入しました。

私はカクタス長田さんのところを中心に見ると決めており、体力も予算もカクタス長田さんのところで使い果たし、他はボタニカルマートさん・今井カクタスさんを少し覗いた程度ですので全体の様子はわかりませんが、カクタス長田さんについて思うところを。

「人気が出そうで、短期間にたくさんつくれるものを見定める」

これは『趣味の園芸』に掲載されていたカクタス長田の長田研さんの言葉です(長田研さんに多肉植物について聞いてみた!<後編>『趣味の園芸』9月号こぼれ話)。

長田さんは商品開発を主な仕事とされており、国内生産のコーデックスの流通が少ないうちから実生株の大量生産を開始。今回も、パキポディウムの伊藤ハイブリッドタッキー大黒恵比寿笑いウィンゾリー/イノピナツム、ピレナカンサ、象の木、観峰玉といったコーデックスを安価で販売されていました。

言うまでもなく、買い手が殺到するのは流行を追って無謀な生産をしているわけではなくひとつひとつの植物の品質が確かであるためです。不勉強だと見ても何か分からないほど多くの品種が並びますが、過去2回のイベントではカクタス長田が生産したものなら間違いない、と思えるほど信頼できる間違いのない品を見てきました。

どれほど多くの品種を手がけているかは、カクタス長田さんの instagarm をぜひご覧ください。

生産業者から買って育てたいニーズに最適

高価で売買されている品種をマダガスカルから片っ端か買い付けてくる輸入業者とは訳が違います。「発根中」の札のついた株などもちろんありません。

国内の実生の小さな株を、自分の手で大きく育てたいという願望があればカクタス長田さんは理想的な生産者だと言えます。多肉植物では錦玉園さんに殺到するように、優れた生産者が手がけた株であれば並んででも買いたいと思うのです。

錦玉園の多肉植物

今年春のビッグバザールで購入した錦玉園のレデボウリア・ソシアリス

また、一鉢一鉢がとても丁寧に植えられており、ファーム直送だからといって植物に用土が飛び散っていたりプラ鉢が汚れていたりということもありません。錦玉園さんも白い八角のプラ鉢に化粧石という洗練された状態で販売されています(多肉に化粧石を始めたのは錦玉園だと誇らしげに仰っていました)。

全国の100円ショップにも多肉を卸す生産管理力

百円均一の多肉植物を冷やかし半分に見て、その品質と品揃えに驚いたことはありませんか(入荷直後に限られますが・・・)?実はあの格安多肉はカクタス長田産だったりします。

工場で作られたのかと思うほど規則正しく極小のポットに収まる多肉植物。全国の 100 円ショップに出荷できるほどの生産管理体制を敷けるのも、確かな経験と知識があってこそ。たまに珍しい品種を見掛けるのは、新しい品種の量産実験をしているのでしょうか。

 

ちなみに長田研さんは Tokyo Succulent Fes にも来場されており、ブース内で「タッキーないですかね?」「あるけどどこにあるか分からない」というやりとりをされてました。接客に追われ、お話をゆっくり聞けないのがもったいない・・・!!