イベント レポート

池袋サンシャインシティ「世界のらん展 2018」に行ってきました

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

1月5日(金) より1月8日(月・祝)まで池袋のサンシャインシティにて開催されていた、新年恒例のランの祭典「世界のらん展 2018」に行ってきました!

昨年に続いての参加でしたが、行く度にランに魅きつけられていきます。展示されているように育てるには難しいんだろうなと思い購入は控えていたのですが、今年はついにランを購入してしまいました。

ランの愛好団体による約1200株の展示

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

全日本蘭協会を初めとする 20 以上のランの愛好団体により、厳選された洋ラン約 1,200 株が団体ごとに展示されています。

ランの展示会といえば東京ドームで開催される「世界らん展日本大賞」が日本一の規模を誇りますが、「世界のらん展」は無料で入場でき、会場もそれほど広くないため落ち着いて鑑賞できる雰囲気があります。

優秀な株にはリボン賞が授与されます

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

団体ごとにブルーリボン賞・レッドリボン賞・ホワイトリボン賞を審査により選出。さらにその中から最優秀賞・優秀賞・優良賞が選出されます。

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

ブルーリボン賞を受賞した株となると、大株でボリュームがあり開花状態も素晴らしくとても見応えがあります。どうやったらここまでイベントに開花状態を合わせられるのでしょう。

特別展示 〜オンシジウムへの誘い〜

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

「〜オンシジウムへの誘い〜」と題し、あまり一般には馴染みのないオンシジウムがパネルと生花によって紹介されています。

らんにまつわるお宝展

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

らんにまつわるお宝として、今年は石斛(せっこく)と絵画を展示。

石斛は世界らん展大賞の日本大賞を受賞したもので、巨大スギの落下して朽ちた枝に着生させているのだとか。

130年前の石版画「The Orchid Album」

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

英国の植物画家フィッチによる、約 130 年前に出版された彩色石版画。製本されたものをページごとにばらして額装して展示しています。

精密かつダイナミックな版画はアート作品として飾るにふさわしい素晴らしい出来栄えです。額装して飾るというアイデアも素晴らしく、持ち帰って部屋に飾りたいものばかり。

展示即売コーナー

多種多様なランのほか、着生植物やディッキアまで

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

10 万円越えの希少な品種から、初心者向けの 1,000 円程度の安価なランまで多種多様な品種を販売。海外からの出店もあり、日本語が完璧でない店員の方と英語でコミュケーションしている場面も見られました。

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

ヘゴ棒に着生させたもの、バスケットなど品種の特性に適した仕立て方も様々。

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

スピーシーズナーセリーさんは毎回ディッキアやブロメリアを出品。代表の藤川さんはいつもお客さんと和かに話し込んでいらっしゃるのが印象的です。

ラン栽培未経験の私が購入したもの

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

「リンコスティリス ギガンティア」×「バンダ」交配のバンダコスティリス コルマリエ。花がこれから咲いていくところで、ほんのりとした香りもあります。

池袋サンシャインシティ 世界のらん展 2018

昨年までランはどこか上級者向けの植物というイメージがあり躊躇していましたが、この花色と模様に惹かれて今年は即購入。

これまで塊根や多肉、ビカクシダに観葉植物などは栽培してきたものの、また新たなお気に入りの植物を育てられると思うとワクワクします。

ランを育ててみませんか?

ランという植物は花色も形状も香りも多種多様で、きっと誰しもがお気に入りの 1 品を見つけられると思います。植物仲間でもランだけは興味がない、という方がいるのですがラン展に足を運べばきっと気が変わるはず。

2 月には東京ドームで約 3,000 種、約 10 万株のランが集結する「世界らん展日本大賞」の開催も控えています。きっとあなたもランの魅力を発見できる機会になるはずです!