今回の訪問はハワイのホノルルにあるホームセンター「ザ・ホーム・デポ (The Home Depot)」のガーデニングコーナーです。
「ザ・ホーム・デポ」は日本に未出店ですが、海外では DIY 愛好家たち御用達のアメリカ最大規模のホームセンターで、ガーデニングに関する用具や植物も充実しています。
ザ・ホーム・デポ(The Home Depot)について
ザ・ホーム・デポは、アメリカを本拠地とするリフォーム・建設資材などの小売チェーン店(日本で言うホームセンター)で、アメリカの他にもカナダやメキシコなどに店舗を展開しています。
日本のホームセンターとの一番の違いをざっくり言うのなら、家の中のものを DIY するか、家そのものを DIY するかの違いでしょう。ザ・ホーム・デポは家のリフォーム・建築資材が豊富で、その気になれば家自体を建てることも可能なくらいです。
ヤシからハーブまで揃うガーデニングコーナー
入口付近では、ヤシなど熱帯地方でよく見られる高木の苗が並びます。購入の対象としては見ることができませんが、ヤシを庭に植えることができたら楽しいでしょうね。
ハワイの朝は全体的に早く、ガーデンセンターも朝 7 時から開店します。会社もこれくらいの時間に始業することが多いようですが、これはアメリカ本土と時差があるためでしょうか。
ガーデニングコーナーは本館横に位置しており、本館の規模と比べると少し狭め。日本の大きめのホームセンターと敷地・植物の種類数は大差ない感じです。脇に積まれている用土などはさすがのビッグサイズでしたが。
ハーブ類や家庭菜園向けの野菜など。この辺りは日本と何ら変わりない品揃えです。
ハワイ固有種も販売
一般的なハーブや野菜、花鉢に混じってハワイ固有の植物が詳しい解説付きで売られていました。
イリアウ(Iliau)
この植物は見た目によらずキク科らしく、3m ほどの高さに成長するそうです。イリアウというのはハワイ名で、学名はウィルケシア(Wilkesia gymnoxiphium)。元々は北米原産の種がハワイに渡来したのち、独自に進化したと考えられているのだとか。
ロウル(Loulu)、クプクプ(Kupukupu)など
その他にハワイのヤシで唯一の固有種であるロウル(Loulu)やクプクプ(Kupukupu、タマシダのこと)など、10 種ほどが販売されていました。いまでは外来種に脅かされ、絶滅危惧種に指定されている種も多いとのことです。
ハワイの固有種について
ハワイに昔からあったと思われがちですが、ヤシやブロメリアを始めとしてハワイに現存する植物の大半は 5 世紀頃のポリネシア人の移住以降に持ち込まれた外来種です。
ただしアメリカ併合以降から持ち込まれた植物を外来種と呼ぶことがあり、Native とされている種も厳密に言えば外来種である場合があります。
ブロメリア、エアプランツ・ティランジアもたくさん!