栽培記録

2年育てたビカクシダ・ウィリンキーの胞子を採取する

ビカクシダ・リドレイの胞子を採取する」ではリドレイ(Platycerium ridleyi)の胞子を採取しました。育てているウィリンキー(willinckii)にも同時期に胞子がついていたため、今回はウィリンキーの胞子葉から胞子を採取します。

ウィリンキーを2年栽培し初めての胞子

購入当時のウィリンキー

ビカクシダ ウィリンキーの胞子採取

植物好きには聖地とも言える都内の園芸店、オザキフラワーパークにて購入した当時のウィリンキー。難物扱いなのか、タグに「短い」と一言書いてありウィリンキーにしては格安で販売されていたもの。

ウィリンキーと言えば縦長に伸びる貯水葉と細長い胞子葉が特徴なので、貯水葉が小さく、ちょっと太めの短い胞子葉という不格好さにこれ本当にウィリンキーかな?と訝しみつつ購入しました。

ウィリンキー購入から約半年〜1年後

ビカクシダ ウィリンキー willinckii

とにかく水が大好きとのことなので、気温の高い季節はシャワーで滴るまで水を全体にかけてベランダに吊るしていました。この管理方法があっていたようで、頼りなかった貯水葉を覆うようにすぐに新たな貯水葉が展開していきました。

ビカクシダの葉の成長するスピードは本当に早く、キャベツのように何重にも展開されていくのは見ていて爽快なほどです。貯水葉が大きくなると葉の中に入れられる容量も増えるため、水苔以外に腐葉土などを混ぜて入れるようにしました。

ビカクシダ ウィリンキー willinckii

貯水葉が整った頃、横から子株がひょっこりと誕生です。とても可愛らしい。

ビカクシダ ウィリンキー willinckii

一時は親株の貯水葉に巻き込まれそうだったものの、互いに葉を重ね合って子株も共存。他にも小さな子株がいくつかあったはずなのですが、巻き込まれてしまったのかな・・・

約2年後、現在のウィリンキー

ビカクシダ ウィリンキー willinckii

いかがでしょう。これぞウィリンキーともいうべき細長い胞子葉がだらんと伸び、全長は 80cm ほどに成長しました。ただ気になるのは貯水葉で、ウィリンキー特有の上方へ伸びる貯水葉が見られません。

交配種なのかこういう品種なのか、ちょっと判断できないのですが単にウィリンキーと呼ぶことにしています。

ビカクシダ ウィリンキー

このウィリンキーからはこれまで胞子を採取できたことはないのですが、今年春ごろに子株が出来て親株に負けじと横方向に葉を伸ばしています。見ようによっては気持ちが悪いくらい。

水やり後の重量も増えてきており、これ以上成長するとこのサイズの板では落下しかねないので、頃合いを見て子株を外すか、もっと大きな板やコルクなどに付け替えて群生させたいところです。

ウィリンキーは胞子葉の先端に胞子がつく

ビカクシダ ウィリンキーの胞子

ウィリンキーは胞子葉の先端部分に胞子が付きます。ぱっと見ると汚れて黒ずんできたのかと思いますが、近くで見ると細かな胞子がこびりついています。

ビカクシダ ウィリンキーの胞子採取

このように胞子葉の先端部分全体に胞子がつきます。この葉だけでなく、同時に複数の胞子葉に胞子ができているので大量の胞子を採取できそうです。

胞子を削り取る

ビカクシダ ウィリンキーの胞子採取

どのように採取すればよいのか分からず、ネットで事例を探していたところ削り取るように採取している動画を見つけ、真似てみました。

ガリガリやっていると段々削れてくる・・・のですが、この方法だと間違いなく胞子葉が傷つきへろへろになります。胞子をつけた葉はもう役割を終えたものとして割り切るべきなのでしょうか。せっかく立派な葉がもったいない気がします。

とにかく、リドレイとウィリンキーの胞子を入手できたので胞子培養に挑戦してみたいと思います!

胞子の採集動画